お役立ち情報

ここでは小さく生まれた赤ちゃんに関するよくあるご質問や、お役立ち情報をご紹介します。

Q&A

赤ちゃんの医療は、乳幼児医療費助成制度の対象となります。市区町村によって上限年齢の差はありますが、どこの地域でも生まれた日から対象となりますので、生まれた直後に入院となって医療を受けた場合でも発生する医療費はないと考えて大丈夫です。ただし、紙おむつ代、人工乳代、おくるみ(衣服)代など自宅でも必要となるものの費用はご両親に負担していただくことになります。また、転院となる際に病院独自の救急車や民間救急車を利用して搬送された場合には、各医療機関や民間業者が設定している搬送車使用料を請求されることがあります。その他、自動聴性脳幹反応(AABR、先天性難聴のスクリーニング検査)と呼ばれる聴覚障害を早期に発見するための検査には、各病院が設定した実費が必要となります。

2,000g以下の低体重の赤ちゃん、身体の未熟性が高いと判断された赤ちゃん、手術が必要となる赤ちゃんなどには、「未熟児養育医療制度」「自立支援医療(育成医療)」といった公的支援制度があります。子どもがNICU/GCUに入院された際には、主治医に対象となるかどうか確認してみると良いでしょう。

すべての子どもとその家族に対しての支援を行うための機関として、2017年から「子育て世代包括支援センター」の設置が始まっています。これは妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を提供できることを目的とするもので、保健師などを配置して、妊産婦などからの相談に応じています。健康診断といった「母子保健サービス」 と地域子育て支援拠点などの「子育て支援サービス」を一体的に提供できるよう、必要な情報提供や関係機関との調整、支援プランの策定などを行う機関と規定されています。2020年度内にはすべての市区町村に設置される予定ですので、お住まいの市区町村の窓口で確認してみると良いでしょう。

出産予定日から数えて3~4ヵ月頃に首がすわることが一般的です。運動発達について、3歳未満の子どもの場合は修正月齢に応じて評価します。首がすわる、ということも運動発達の一つですので、出産予定日を基準に考えていただくのが適切です。ただし、1,000g未満で生まれた超低出生体重児では首がすわるまでに修正月齢で6ヵ月程度かかる子もいますので、医師はその他の全身状態と合わせて評価を行なっていきます。

日本では、健康な正期産児(37週0日~41週6日で生まれた赤ちゃん)での離乳食開始は生後5~6ヵ月頃が適当とされており、早く生まれた赤ちゃんであっても、修正月齢で5~6ヵ月頃が離乳食開始の目安となります。離乳食を始める目安は、実は赤ちゃんが教えてくれることもあります。それは、周りの大人が食べている姿をじっと見つめるようになる、口をモグモグさせる、よだれが出るようになる、などの反応です。これらは体が離乳食を始める準備ができている一つのサインとなります。さらに、スプーンなどを口に入れても舌で押し出す行為が減っていれば、離乳食を始めるタイミングとみて良いかもしれません。

ただし、出生体重が小さいほど摂食行動の発達は遅い傾向があり、修正月齢でみてもさらに1~2ヵ月程遅く開始することもあります。

お座りができる前の運動発達がどこまで進んでいるかを順番に考えていく必要があります。例えば、首がすわっていない子、腰がしっかりしていない子がお座りが突然できるようにはなりませんので、どのレベルまで運動発達が獲得できているのかを評価して診察していきます。一般的には首がすわってから1~2ヵ月経過すると寝返りができるようになります(修正月齢5ヵ月頃)。また、首がすわってから2~3ヵ月経過すると、両手で支える形でのお座りができるようになります(修正月齢7ヵ月頃)。両手で支えながらのお座りができるようになってさらに2~3ヵ月経過すると両手を離したお座りができるようになります(修正月齢9ヵ月頃)。

このように獲得していく運動発達は、適切な感覚刺激を通じて学習されていきます。赤ちゃんをひとりぼっちにせず、赤ちゃんの身体を使った遊びを繰り返し行なっていくことは、感覚刺激としてとても重要です。

お子さんが離乳食を食べてくれない。。。困ってしまいますね。

小さく生まれた赤ちゃんの場合、摂食機能の発達も差が出やすくなります。特に1,500g未満で生まれた極低出生体重児の場合、運動機能や発達の状況、摂食機能の発達などを総合的に考えていく必要があります。出生体重が小さいほど摂食行動の発達が遅くなると言われており、特に離乳食の開始時や2回食に移行する時期については、1,000g未満で生まれた超低出生体重児では、修正月齢でも1~2ヵ月以上遅くなることもあります。このため、一人ひとりの発達段階を確認し、個別にきめ細かく進めていく必要があります。

離乳食は大人の食事へのはじめのステップです。無理に始める、嫌なのに食べなければならない、という経験ではなく、食べることで生活が豊かになることを体験できるような機会になると良いですね。

1,500g未満で生まれた赤ちゃん(超・極低出生体重児)の場合、同年齢の正期産児(37週0日~41週6日で生まれた赤ちゃん)に比べると、小柄で痩せていることが多く、低身長になりやすい傾向があります。しかし、このような子でも2~3歳頃までには伸びが改善し、他の子に追いつくことが多いです。

一方、追いつかない子の場合、放置しておくとそのまま思春期に至り、最終的に低身長になることもありますので注意が必要です。出生した日からの年齢が3歳を超えてもなお低身長の場合、低身長の精密検査や治療の対象者となることがありますので、主治医と相談してみてください。

1~3歳頃になると、言葉の発達の程度を考えることができるようになります。しかし、言葉の発達には非常に個別性があり、1歳半過ぎから良くお話しできる子から、3歳頃まではほとんどお話しできなかったにもかかわらず3歳から突然話し始める子もいます。大人の言葉や音への反応が乏しい場合には難聴が隠れていることも考える必要があります。

1歳半~2歳になっても意味のある言葉(「わんわん」「ぶーぶ」「まま」など)がない場合、3歳でも2語以上の文(「わんわん、すき」「まま、だっこ」など)がない場合には、医師は注意をして診察していきます。医師が子どもの言葉の遅れを考えるときには、①発声ができない、②意味の理解ができない、③コミュニケーションがとれない、のいずれに問題があるのかを考えて診察しています。ですので、家での会話の具体的な様子について、良く主治医に伝えるようにしてください。

子どもたちの運動は、周囲の環境に興味を持ち、自ら探究・探索することの結果として引き出されるものです。公園などの遊具は子どもの興味関心を引き、楽しいと感じる中で、無理なく全身運動を無意識に行うことができるように設計されていますので、とてもカラフルな遊具が多いのです。家の中での「おうまさんごっこ」や、屋外での「肩車」などは、体幹の保持やバランスの維持などに有効です。体全体を使った日常の遊びを繰り返す中で、徐々に筋力や持久力を向上させることができるでしょう。

ただし、歩くときに傾いている、足を引きずるような動作が目立つ、段差のないところでもつまずいて転びやすい、などの場合には早めに主治医に相談するようにしましょう。

基本的には「大人が寒い・暑いと感じない温度、大人が快適と思える温度」を目指すと良いでしょう。大人の場合は立ったり座ったりの姿勢で過ごすことが多いですが、赤ちゃんの場合は寝ている姿勢が多く、床の温度に近い温度で生活することになります。物理の法則で「温かい空気は上へ」と習ったことが記憶にあるかもしれませんが、床は私たち大人が感じるより低温になりやすいです。ですから、赤ちゃんの生活主体が床に近い位置にある場合(ベビーベッドなどを使わない場合)には、寒すぎないかどうか注意が必要です。少し肌寒いようであれば、やや厚めの肌着を着せるなど工夫してあげてください。暑すぎる場合には、薄着にする、室温を大人が感じる快適なレベルまで下げる、水分摂取を意図的に増やしてあげる、などの配慮が必要です。

基本的にはかかりつけの小児科の先生に受診・相談するのが良いでしょう。その先生に、病院への受診の判断をしてもらいましょう。ただし、NICU/GCUを退院する時点で主治医から指示があった場合にはその指示に従ってください。

前回のお子さんが早産、低体重などによってNICUに入院となった場合、次のお子さんも同じようになるか不安な方もおられると思います。早産で小さく生まれた原因(例えば、お母さんが妊娠高血圧症候群で早く出産しなければならなかった場合など)によっては、次のお子さんの妊娠に際しても同様の理由によって早産や低体重で出生する可能性もあります。

妊娠を考えている方、妊娠初期で産婦人科を受診する方には、医師が前回の妊娠経過についても確認しますので、早産を予防するための生活上の注意などを確認すると良いでしょう。また、次回の出産までに空けるべき間隔についても、産婦人科の先生と相談してみてください。

お役立ちリンク集

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一般社団法人 日本多胎支援協会

双子・三つ子などの多胎児に関する情報を発信し、多胎児の妊娠・出産・育児の‘安心’を目指す団体です。

ベビーノ

乳幼児専門の訪問看護ステーションです。お子さんとご家族の楽しくあたたかい生活を一緒に育みます。

ススリレ

小さく生まれたきた赤ちゃんや、医療的ケアが必要な子ども達のかわいいアイテムを販売しています。

チョーチ・チョーチベビーシューズ

自身の育児経験をもとに作った足育品質の小さいベビー靴通販サイトです。革製国産の特別な靴をどうぞ。

親の会・地域の会

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がんばりっこなかま

未熟児・病児・障害児の親と応援団の広場です。日本全国のママ・パパの「出会いたい」「知りたい」をサポートします。

ツインマザースクラブ

多胎児の育児支援を目的としたボランティアの全国組織です。
会報の発行や講演会、集会、電話相談等を行っています。