世界早産児デーについて

11月17日は世界早産児デーです。ここでは世界早産児デーについてご紹介いたします。

世界早産児デーとは?

11月17日の世界早産児デーは、早く生まれた赤ちゃんたちとそのご家族が抱える課題や負担に対する意識を高めることを目的に制定されました。早産児のお母さんがドイツで立ち上げたヨーロッパ NICU 家族会(EFCNI)が、2008年にキャンペーンを始め、世界中の家族会の協力でグローバルなムーブメントとして広がりました。現在は、世界保健機関(WHO)、ユニセフ、セーブ・ザ・チルドレン、国際新生児看護学会など多くの国際組織や学術団体、企業の賛同を得ており、日本からは新生児臨床研究ネットワーク、日本NICU家族会機構(JOIN)、日本新生児看護学会が協賛しています。

世界中のNICUでは、この日にあわせて医療スタッフがモチーフの靴下を使った飾り付けをし、シンボルカラーの紫色を身にまとうことで、赤ちゃんとご家族を応援する気持ちを表します。また、社会へ向けたメッセージとして世界各地のモニュメントが紫色にライトアップされます。

子どもたちとご家族が生涯にわたって健康に、そして心豊かに過ごせる社会をつくっていきましょう。

メッセージのご紹介

2022年の世界早産児デーに合わせて皆さまから募集したメッセージをご紹介いたします。NICUに入院している赤ちゃんや卒業した赤ちゃん・ご家族、医療従事者の方に贈られたメッセージをぜひご覧ください。

NICUに入院している赤ちゃん
卒業した赤ちゃん・ご家族へ

少し早めにこの世に来てくれた子ども達、生んでくれたお母さん、育ててくれるお父さん、いつもたのしくあそんでくれるきょうだいのこどもたち。家族みんなが幸せに暮らしていけるよう応援しています。

M(栃木県)看護師

医療従事者の方へ

NICUやお母さん、赤ちゃんに関わる全ての医療従事者のみなさま。コロナ禍も相まって、大変なご苦労かとは思いますが、お身体に気をつけて、頑張ってください!

A.N.(岡山県)医療従事者

メッセージをもっと見る

日本各地のライトアップの取り組み

世界早産児デー前後には、早産や早産児について考えるきっかけにしてもらおうと日本各地でライトアップが行われます。

栃木県庁昭和館
(写真提供:日本新生児看護学会国際交流委員長/獨協医科大学 小西美樹)

獨協医科大学病院
(写真提供:日本新生児看護学会国際交流委員長/獨協医科大学 小西美樹)

神奈川県庁本庁舎
(写真提供:神奈川県健康医療局保健医療部健康増進課)

岐阜市役所
(写真提供:地方独立行政法人 岐阜県総合医療センター 寺澤大祐)

浜松城
(写真提供:社会福祉法人 聖隷福祉事業団 総合病院 聖隷浜松病院 大木茂)

浜松アクトタワー
(写真提供:社会福祉法人 聖隷福祉事業団 総合病院 聖隷浜松病院 大木茂)

「はい!からっと横丁」大観覧車
(写真提供:山口県下関市こども未来部こども家庭支援課)

下関市消防局・中央消防署合同庁舎
(写真提供:山口県下関市こども未来部こども家庭支援課)

高知城
(写真提供:高知大学医学部附属病院 永井立平)

NICU家族会のご案内

「日本NICU族会機構 (JOIN)」はNICUに入院する子どもとご家族を支える全国ネットワークです。全国には複数の家族会がありますが、すべてのご家族や家族会同士を繋ぐ日本で初めての組織です。各都道府県の家族会情報などご家族に役立つコンテンツを紹介しています。また、医療と社会支援の課題解決に取り組んでいます。

日本NICU族会機構・JOIN

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シンボルマークのご紹介

紫色のシンボルカラーに加え、靴下が並ぶイラストは世界早産児デーのシンボルとなっています。10足の赤ちゃんの靴下の中にある紫色の1足の小さな靴下は、世界中で10人に1人の赤ちゃんが早産で生まれていることを表現しています。

EFCNIのサイトでは、このイラストやバナーなどを無料でダウンロードできます。
※ご利用にあたってはEFCNIが制定するガイドラインをご確認ください。

詳細についてはこちらをご参照ください

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